姫様にkiss
それでもやっぱり、親が仲良いのに悪いことはないし
憧れる夫婦ベスト3に毎年選ばれてるらしいから、あたしとしては、このまま仲良くしてもらいたい。
で、朔真にも協力してもらって、部屋の装飾をしている。
「次は、そのテーブルをこっちまで持ってきて。」
「はいはい。」
朔真は面倒くさそうに返事をして、テーブルを運び始めた。
「扱き使い過ぎ。」
「いいの。」
第一、協力したいって言ったのは、朔真の方なんだから。
あたしはまだ腕の捻挫が治っていなくて、何も持てないし。
別に怒ってるわけじゃないけど、危険な目にあわされた分、しっかり働いてもらわなきゃ。
「ほら、休まないの。」
「へーい」