姫様にkiss



もしも、光が本当にあたしのことを好きなんだとしたら…



なんて言えばいいんだろう……?



幸太郎君みたいに勘違いしたら恥ずかしいな…



今回はちゃんと話を聞かなくちゃな。



よし!





…なんて意気込んでいる間に、すっかり放課後。



「悪ぃ。遅くなって。」
「や…別に……」



美咲が余計なこと言うから、調子狂うじゃないか…



妙に緊張するし…;



「あのさ…」
「な、何だよ…」
「今度の夏祭り。…一緒に行けねぇかな?」
「な、夏祭り…?!」



二人きりで話って…



これのこと?!





「いや…その……」



他の男と祭りなんか言ったら、朔真に絶対怒られる…!!








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