姫様にkiss



「ちょっと…!待ってってば!!」
「姫が着いて来なよ。」
「むっ…何それ!」
「俺の今日一日の気持ち、知ってる?」
「は?」



何いきなり…



今日の朔真の気持ち…?



「そんなの分かるわけ…!」
「男と一緒に祭りに行くって知ってんのに、姫を送りだした俺の気持ち。……分かる?」
「知ってたの…?!」



「当たり前。」と言って、微笑んだ。



知ってて…



あたしを試したの…?!



「性悪朔真…っ!!」
「だって、俺のところに戻ってくる自信あったし。」



なんていう自信…



そこまで自信ありげにされると、つっこめないんですけど…








< 175 / 266 >

この作品をシェア

pagetop