姫様にkiss
姫様の〇〇
「先輩!先輩!先輩!!!」
「んだよ…」
朝から騒がしいな…
教室の外から大声で叫んでいるのは、久しぶりの登場の真澄幸太郎君。
「先輩!!大変なんです!」
「うるさい。うざい。他を当たれ。」
「み、美咲先輩…優姫先輩がいつも以上に酷いんですけどぉ〜…」
あたしは忙しいの。
最近…
「姫はテストで学年2位に落ちちゃったから、機嫌悪いの。」
「るさい…!今回は少し油断しただけだ!!!」
朔真が勉強の邪魔をするから…
5点差で負けただけで…
次こそは絶対に一位だ…!!!
「だから、幸太郎君もあんまり話しかけない方が良いよ?」
「えっ、でも…2位でも十分に凄いと思…」
「黙れ。これはあたしのプライドの問題なんだ!」
あたしの努力不足で順位を落とすなど…
あたしのプライドが許さない…っ!!!