姫様にkiss
「何へたってる!まだ一時間しか経ってないぞ。」
「は、はい…!!」
かといって、あたしが参加しても限界というものはあるので…
こうして放課後、部員を鍛えに来てみた。
…のは良いんだが……
「何でお前がいるんだ。」
「姫に会いたかったから。」
よくもそんな恥ずかしい台詞を普通に言えるな…
その部分は尊敬するよ。
「来ているならやってみたら?剣道。」
「でも俺、やったことないし。」
「大丈夫大丈夫。うちには取って置きの練習台がいるから。」
「えぇ…?!ぼ、僕ですかぁ?!」
朔真に防具を手渡すと、手慣れた手つきで着て、武道館に入って行った。
なんだあいつ…
絶対やったことあるだろ…