姫様にkiss
…あ。そうか。
「さ、朔真は誕生日いつなんだ…?」
「何いきなり?…俺のこと、知りたくなっちゃった?」
「そ、そういうわけでは…」
「11月22日。」
「へ…?」
「良い夫婦の日。俺が生まれたの。」
へ、へぇ…
案外遅いんだな。
てっきり早生まれかと…
「今度でいくつになるんだ?」
「えっと……20?」
20か。
案外若いな。
「ってえぇ…?!20歳?!」
「もっと老けてみえると言いたいの?」
「そ、そんなことは…ない…ぞ…」
「どうだか。」
っていうことは、今はまだ19歳なのか…
なんだ。あたしと2歳しか変わらないじゃないか。
心配して損した…
「姫から俺のこと知りたがるなんて珍しいね。」
明日は雪かな?なんて失礼なことを隣で言っている。