姫様にkiss



「だ、だめか…?」
「ううん。めちゃくちゃ嬉しいよ。」
「そ、そうか…」



それなら良かった



朔真は詮索されるのが嫌いなタイプかと思っていたが…



そうでもないようだな。





「もっと知りたくない?…俺のこと。」
「知り…たい」
「じゃあ……



姫からキスして。」



「…変態。」



前から変態だとは思っていたが…



ここまでだとは…



今日は朔真の変態度を改めて知った日であった。




「ってちょっと先輩?!何勝手に終わりみたいな雰囲気にしてるんですかぁ!!」
「…なんか疲れたから帰る。後、よろしくな。」
「えぇ?!先輩?!」



後ろで叫ぶ幸太郎君に手をヒラヒラと振って、武道館をでた。









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