姫様にkiss
「んん〜…」
武道館の中は男共の汗の臭いが充満していたが…
もう季節は秋に近づいている。
風が気持ち良い…
「良かったの?あのまま放って来て。」
「大丈夫だろ。あたしがいなくても、あいつらは十分に出来る。それに…」
「それに?」
あたしが指導することで、部長の威厳がなくなったら困るし
あたしもあたしで合気道の練習しなくちゃならないから。
「ねぇ、姫。少し時間ある?」
「え?大丈夫だけど…」
「夕飯、食べていかない?今日も二人共、遅いみたいだし…」
「毎日俺の料理じゃ飽きるでしょ?」と言って、笑った。
別に朔真の料理は美味しいから、飽きるなんて絶対ないんだけど…
たまには外食もいい…かな?