姫様にkiss



「朔真さんが本当に浮気をしてるかどうか。」
「そ、そんなの…」
「そうでもしなくちゃ姫の不安はなくならない。…そうでしょ?」



確かにそう。



でもそれって…



朔真を疑ってるってことだよね?



朔真を信じられないってことだよね?



「…やっぱり無理。」
「え?」
「それって朔真を信じてないってことになるよね?あたしは………出来る限り朔真を信じたい。」
「やっぱりそれが姫だよ。自信があって、堂々としていて、朔真さんを馬鹿っていうぐらい好きなの。…それが姫だよ。」
「美咲もでしょ?」
「へへ。ばれた?」



美咲のおかげで少し元気が出たよ。



でもやっぱり…



もう一度、昨日のこと聞いてみたい。



朔真の口から、ちゃんと昨日のことを聞きたい。








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