姫様にkiss
キョトンとしてる朔真に、いきなりこういう質問をしてもいいのか?
美咲〜今すぐ来て〜!
「そういえば今日は、姫の好きなものを作ろうと思うんだけど、何がいい?」
「へ?えっと……ハ、ハンバーグ…」
「ハハッ、了解。ずいぶん、男の子っぽいのが好きなんだな。」
「そ、そうか…?」
やっぱりオムライスって言った方が、女の子らしくて良かったか?
…ってそうじゃなくて…!!
「さ…朔真に聞きたいことがあるんだけど…」
「俺に?あー…じゃあ、とりあえず入る?」
「あ、うん。」
朔真がさりげなくドアを開けてくれる。
そういう細かい所にもいちいち、ドキドキしてしまう。