姫様にkiss
君は知らないだろうけど
俺はあの日から、毎日のようにあの公園へ通い続けていたんだ。
もしかしたら君に会えるのではないか
なんて、ガキっぽいことを考えていたんだ。
でも君に会うことはなかった。
それから3年後。
ある理由で俺は執事になった。
そして初めてのご主人様が君だった。
俺は初めてその時、神という不確かな存在を信じたよ。
だって、君に会えたのだから。
それもご主人様として。
俺のその時の喜びようを君にも見せたいくらい。