姫様にkiss
ちょっと待って…!!!
あたし………
「結婚…するの?」
「いや、まだしない。今日は俺と優姫の仲直り記念日、みたいな?」
「で、でもこの格好…」
朔真は白いタキシードに身を包み
あたしは白いドレスを着ている。
「一度しか言わないからよく聞いとけ。
俺は優姫を世界中の誰よりも愛していると誓います。」
「…ブッ……あははっ!!!くさすぎだよ、その台詞!!」
「るせぇな!俺だって恥ずかしいんだよ…っ!あー…もう知らねぇ…!!!」
「わっ…!」
またしても身体が宙に浮いた。
恥ずかしそうに頬を染めた朔真の顔が見える。
抱きしめられてる感触とか、温もりとか
全てが嘘じゃないって感じる。