姫様にkiss



「優姫、昼は食べた?」
「ううん、まだ。これから食べるところだったの。」
「俺の分ある?」
「ある。ちょっと待っててね。」



優李いわく、オムライスじゃなくて卵焼きのせご飯らしいけど。



朔真の分を冷蔵庫から取り出して、レンジにかける。



「わぁ〜こりゃまた……えっと…オムライス…?」
「違うよ。卵焼きのせご飯だよ。」
「こら優李…!余計なこと言わなくていいから…っ」
「だって本当だもん。」



そんなあたしと優李の会話を聞いて、朔真が笑う。



何がそんなに面白いのか、あたしにはさっぱりわからない。



「ほら、食べよ!」
「朔李、席につきなさい。」
「はぁ〜い。」



ご飯はやっぱり少し固めだった。






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