姫様にkiss
着替え途中を覗かれでもしたら…
それこそ恥ずかしくて生きていけない…!!
「姫は清純だね。」
あなたが変態なだけです。
世の中の女子のほとんどは、あたしと同じことするでしょ。
朔真の階段を降りる音を聞いて、ホッと一息つく。
これでしばらくは戻ってこないから…
あたしはパジャマのボタンに手をかけた。
パサッ…とパジャマが床に落ちる。
「…お。ラッキー。」
「?」
今の声……
「さ、朔真…!!!」
「姫はピンク派か。意外に女の子らしいんだね。」
「変態っ!!!」
大慌てで下に落ちたパジャマを拾い、前を覆う。
それでも下のズボンを履くことは出来ずに、ほとんど見えていると言ってもおかしくない。
そんなあたしをじっくり観察するかのように、朔真はドアに寄りかかってこっちをじっと見ている。