姫様にkiss
「姫、お待たせ。」
「別にいいんだけど…
何、その格好……」
視線の先には、いかにも先生みたいなスーツを着た朔真がいた。
「ん?似合う?」
「や…似合うけど………ってそうじゃなくて…!!!何でそんな格好してるの?!」
いつもの格好とはどう見ても違う。
それにさっきは普通…だったよね?
「似合うんだ。じゃあ、これからはスーツでいこうかな〜」
「別にいいけど…」
あたしの質問に答えるつもりはないの?
無視ですか?
「ほら、姫行くよ。」
「え?ど、どこに…?」
「学校。」
学校…
学校、ね…
「ちょっ…ちょっと待ってよ…!!」