姫様にkiss
「今日はお客様から注文をとってきてくれればいいから。」
“あんまり緊張しないで笑顔でね。”
という言葉通りに、早速笑顔でお客さんの下へと向かう。
満面の笑みでテーブルへと向かった。
「ご注文は?」
「アイスコーヒーを一つ。……姫。」
「さ、朔真…!」
「なかなか似合ってますよ、姫様。」
「るさい…!!!」
一気に頬が染まる。
「赤くなっちゃって。可愛いね。」
「お、お客様!ご注文は以上でよろしいでしょうか?!」
「ん〜……姫が欲しいな。」
「し…失礼しますっ…!!!」
何考えてんのよ…?!
邪魔しにきてるだけじゃない!!
その後もテーブルの側を通る度に朔真の視線が気になって、集中することが出来なかった。