姫様にkiss



「今日はお客様から注文をとってきてくれればいいから。」



“あんまり緊張しないで笑顔でね。”

という言葉通りに、早速笑顔でお客さんの下へと向かう。



満面の笑みでテーブルへと向かった。



「ご注文は?」
「アイスコーヒーを一つ。……姫。」
「さ、朔真…!」
「なかなか似合ってますよ、姫様。」
「るさい…!!!」



一気に頬が染まる。



「赤くなっちゃって。可愛いね。」
「お、お客様!ご注文は以上でよろしいでしょうか?!」
「ん〜……姫が欲しいな。」
「し…失礼しますっ…!!!」



何考えてんのよ…?!



邪魔しにきてるだけじゃない!!



その後もテーブルの側を通る度に朔真の視線が気になって、集中することが出来なかった。






< 46 / 266 >

この作品をシェア

pagetop