姫様にkiss
「ふぅ…」
いつも朔真に見られている気がして、全然だめ。
なんか必要以上に疲れてる気がする…
「せ、先輩っ…?!」
声のする方を見ると
「ポチ、…じゃなくて幸太郎君…?なんでここに?」
「先輩こそどうして?」
「あたしは今日からバイトで…」
「僕もここでバイトしてるんです!…と言っても、裏方しかやらせてもらえないんですけど…(汗)」
確かに幸太郎君が接客してるなんてイメージ湧かない。
皿洗いとか
掃除とか
…裏方って顔だよね。
それにしても何で、ここで働いてるんだろ?
お金には困ってないはずなのに。
「すいませーん」
「あ、はい!少々お待ちください!…じゃあ、また後でね!」
しかし驚いたなぁ〜
幸太郎君も働いてたなんて。
あたしはお客さんから注文をとりながらそんなことを考えていた。