姫様にkiss
「話しかけないの?」
「え?!だって仕事中だし…」
仕事終わっても話しかけないくせに…
まぁ、いっか。
美咲が気があるのは見てれば分かることだし、佳斗君もわかってるでしょ。
あたしがわざわざ関わるまでもないだろうし。
「ちょっ、ちょっと姫!!今見た?佳斗君がこっち見たの!あ!近づいてくる……」
「美咲ちゃん、この後バイト終わったら時間ある?」
「も、もちろん…!」
美咲は頬を赤く染めて頷いた。
本当可愛いんだから…
「じゃあ、終わったら待ってるから。」
「う、うん…!」
美咲はそれから、仕事中だというのにも関わらず、ずっとニヤニヤしていた。