姫様にkiss
「じ…じゃあ、行ってくるね…」
「ほら、そんな緊張しないの。」
「う、うん!」
バイトが終わり、美咲は少しびくびくしながら、佳斗君とどこかへ出かけて行った。
「…さて、あたしも帰るかな…」
「そうだね、帰ろっか。」
後ろから声がして、誰かの腕が肩に回された。
「離して……変態。」
「あれ?もしかして怒ってる?俺が構ってあげなかったから。」
「だ、誰があんたなんか…!!」
イライラしたまま、カフェの扉を勢いよく開けた。
その時
「…先、輩」
「こ…幸太郎君……」
「あの…この間のことなんですけど……」
ど…どうしよう……?!