姫様にkiss



「じ…じゃあ、行ってくるね…」
「ほら、そんな緊張しないの。」
「う、うん!」



バイトが終わり、美咲は少しびくびくしながら、佳斗君とどこかへ出かけて行った。





「…さて、あたしも帰るかな…」
「そうだね、帰ろっか。」



後ろから声がして、誰かの腕が肩に回された。



「離して……変態。」
「あれ?もしかして怒ってる?俺が構ってあげなかったから。」
「だ、誰があんたなんか…!!」



イライラしたまま、カフェの扉を勢いよく開けた。



その時





「…先、輩」
「こ…幸太郎君……」
「あの…この間のことなんですけど……」



ど…どうしよう……?!









< 59 / 266 >

この作品をシェア

pagetop