姫様にkiss



「別に白馬の王子様が迎えに来てくれる〜とか思ってたわけじゃないんだけど……かっこ良くて、スポーツ万能で、優しくて、あたしのことを理解してくれる…みたいな人に憧れてたわけ。」
「分かる分かる。」
「でも朔真はさ、確かにかっこ良いけど…スポーツ万能だけど……意地悪だし。執事のくせに生意気だし。いきなりキスする変態魔なの。



でも……あたしが困ってる時は助けてくれて、それなのにどこか危なげで何考えてるのか分かんないとこあるし。放っておけないっていうか………あたし朔真のこと何にも知らないから、もっと知りたいって思っちゃって…



って…やっぱり好きなんだね、あたし。



………朔真のこと。」



なんで好きなの?って聞かれても、こんな説明しか出来ない。



だから、端から見れば、好きなようになんか見えないかもしれない。



でも好きなんだ。
確実に



あの変態執事に惚れてる。









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