姫様にkiss



「優姫、そろそろお父さんに紹介する人は連れてきてくれないのか?」
「なっ…////」



チラッと朔真を見る。



朔真はお父さんの声が聞こえていなかったらしく、ニコッと笑っただけだった。



「どうやら、いるようだね?」
「い、いないいない…!!」
「フフッ。そうだな、では紹介する時が来たら、私に一番に教えてくれるね?」
「…うん。」
「そうだ。…久しぶりに買い物でも行こうか?」
「本当?!じゃあ、準備してくる!」



お父さんとの久しぶりの買い物。



嬉しくて、階段を急いで昇った。





「朔真!これでいいかな?」
「とてもお似合いでございますよ。」
「良かった。じゃあ、行ってくるね!」



着替え終わって、部屋を出ようとした時だった。



ガシッと力強く、腕を掴まれる。









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