姫様にkiss
「あ〜ぁ、そうやってあからさまに嫌そうな顔しない。」
「だって…」
「我慢するよ。…姫がいいって言うまで。」
「朔真…」
「…なんて言うとでも思った?」
「キャッ…!」
言ったそばから、あたしはまたもや押し倒されてる。
しかも朔真の危なげなスマイルつきで。
本能的に危機を感じた。
「朔…真……」
「何?」
「今、何考えてる?」
「ん〜姫をこのあとどうしようかなって。」
どうもしなくていいから。
だから離して〜!!
押さえつけられている手を必死に解こうと抵抗する。
「姫は何考えてる?」
「何であたしはこんな奴に惚れたんだろう…」
「それは俺がかっこいいからじゃん。」
「自慢?」
「そ。自慢。」
そう言いながら、本日3度目のキスをした。
「好きだよ、姫。」
「ッ…////何回も言わなくていいから…!」
「本当可愛いな、姫は。」
「こ、今度言ったら嫌いになるからねっ…!!」
「嫌いになれないぐらい俺にはまってるくせに。」
そんなこんなでお互いの気持ちが通じあってから、初めての夜が更けていくのであった。
「こら…!勝手に終わらせるなぁ…!!!」