姫様にkiss
「……あ。」
「彩城さん。ご案内をお願いします。」
「はい。…いらっしゃいませ。どうぞこちらへ。ご案内いたします。」
席へと案内すると、あたしの肩を軽く叩いて座った。
「優姫、頑張ってるみたいだな。」
「お父さん…お母さん……どうしてここに…?」
「朔真君、だったかな?彼があまりにも必死に頼むものだから、彼に今日一日分の仕事を任せて来てしまったんだよ。」
“いや〜彼は実に優秀だ”と言ってお父さんは笑った。
「ここ最近、私の送り迎えから、仕事の雑用まで。…全て一人でこなしてくれたんだよ。」
朔真が……
一人でそんなことを……?
“…俺が何とかしてあげる。
期待してて、姫。”
あれは
こういう事だったの……?