バイバイ。
当日は、私達の不安で曇った心とは正反対の清々しい晴天の青空が広がっていた。
いつものように、駅前の時計台の前で待ち合わせをした。
修二は絶対私より先に待ち合わせ場所にいた。
そして、優しい笑みで私を迎えてくれる。
「おはよう。」
「おはよー。」
何も言わずに、スッと手を絡ませて歩き出す。
掌からは君の気持ちは伝わってこないんだね。
私達は、まず小さな小物屋さんに行った。
そこには可愛い指輪があった。
小さなピンクの石が真ん中についたシルバーリング。
手に持って見ていると、隣で修二が、
「これ、可愛いね。…買ってあげようか?」
といった。
でも、私はその言葉に俯いてしまった。
「…ううん、いいの。」
私は、指輪を元の位置に戻した。
「修二、コーヒー飲もうよ?」
私は修二の手を握って、そそくさと店を出た。
いつものように、駅前の時計台の前で待ち合わせをした。
修二は絶対私より先に待ち合わせ場所にいた。
そして、優しい笑みで私を迎えてくれる。
「おはよう。」
「おはよー。」
何も言わずに、スッと手を絡ませて歩き出す。
掌からは君の気持ちは伝わってこないんだね。
私達は、まず小さな小物屋さんに行った。
そこには可愛い指輪があった。
小さなピンクの石が真ん中についたシルバーリング。
手に持って見ていると、隣で修二が、
「これ、可愛いね。…買ってあげようか?」
といった。
でも、私はその言葉に俯いてしまった。
「…ううん、いいの。」
私は、指輪を元の位置に戻した。
「修二、コーヒー飲もうよ?」
私は修二の手を握って、そそくさと店を出た。