短編■ ほっぺ ぺけ
お母さんは、とくべつな日には、
いつもキララちゃんのようなおべんとうをしてくれます。
ふーは、とくべつな日を待てばいいのかもしれません。
なぜなら、ふーがげんきに遊べるのは、
まいにちお母さんが、本を見て、
ごはんを作ってくれているからです。
バランスのとれたおべんとうは、ちっともかわいくありません。
ですが、ふーは気づきました。
キララちゃんのおべんとうは、
キララちゃんのお母さんそのものです。
見た目でつたわる あいじょう たっぶり。
うらやましいおべんとう。