偽物兄妹
「翔、クラス表見に行こう!」
あたしがそういうと
翔はニコッっと笑って
「うん!」
と言ってくれる。
はぁ…
なんだか緊張してきたぁ。
そうして
あたしと翔2人で
クラス表を見にいく。
「うーん、俺の名前は…」
「あたしの名前どれだー?」
それぞれ自分の名前を
探し中…。
「あ、俺のあった!」
翔は『ここ!』
と言って、指をさす。
…ほんとだぁ。
翔の名前があった。
…じゃああたしのは??
「美亜のあったよ!
俺と同じクラスだねッ!」
…うそ。
ほんとだ。
あたし、翔とまた
同じクラスだ…。
よかったぁ。
ほんと嬉しい!
「よろしくね、翔!」
「うん、よろしく!」