俺と茜のナツメの樹
晴れ模様
ピーッ!
「次はクロール!300!」
ピーッ!
バシャン バシャン ・・・
次々に選手は飛び込んでいった。
「おいっ、マネージャー、、、」
「は~い、、、すみません、、、ちょっと待ってください。」
茜は部の洗濯物を乾し終えて先生のもとへ行った。
「何でしょう?」
「あ、いや、池上はどうした?」
「あ、はい、、、今日は、、、命日です、、、」
「、、、そうか」
ミーッミーン・・・
気温35度・・・
空・・・晴天
「あら?晴紀は?」
「あぁ?またかぁ、、、いつもあいつこの日にいなくなっちまうんだよなぁ、、、」
「、、、どこかで泣いているのかな?」
「、、、かもな、、、母さん、、、」
「はい?」
「そろそろ出かけよう。」