俺と茜のナツメの樹

・・・中ニの夏・・・・


「お兄ちゃん、ナツメまだ渋いよ、、、」


「そうか?よしっ!上の真っ赤なやつ採ってきてやる、、、」
晴紀はそういって木を登り始めた。

「よいしょっと、、、あった。」

晴紀は枝に思い切り手を伸ばした。

「あと、、、ちょっ、、、」

その時だった。

バキッ!!!


「え?」


ドシッン!!!

「ぐぁ、、、」

晴紀はニメートルある木から頭から落ちた。


「お、お兄ちゃん!死んじゃやだ!今助け呼んでくる!」

そういった健人は走り出したが昨夜の雨で真下の川に滑り落ちた。

バッシャン!


「ぶはぁ、お、んぐ、、ばっ、兄ちゃん!、んご、」


「け、んと、、、くっ」


晴紀はまだクラクラするなかで自分も川に飛び込んだ。
< 7 / 14 >

この作品をシェア

pagetop