俺と茜のナツメの樹
・・・中ニの夏・・・・
「お兄ちゃん、ナツメまだ渋いよ、、、」
「そうか?よしっ!上の真っ赤なやつ採ってきてやる、、、」
晴紀はそういって木を登り始めた。
「よいしょっと、、、あった。」
晴紀は枝に思い切り手を伸ばした。
「あと、、、ちょっ、、、」
その時だった。
バキッ!!!
「え?」
ドシッン!!!
「ぐぁ、、、」
晴紀はニメートルある木から頭から落ちた。
「お、お兄ちゃん!死んじゃやだ!今助け呼んでくる!」
そういった健人は走り出したが昨夜の雨で真下の川に滑り落ちた。
バッシャン!
「ぶはぁ、お、んぐ、、ばっ、兄ちゃん!、んご、」
「け、んと、、、くっ」
晴紀はまだクラクラするなかで自分も川に飛び込んだ。