思い出さんぽ。



戸締まりをした後に、外に出るともうすぐで夕暮れ時。


この路地を左側に行けば君が住んでたボロいアパートがある。


そこには野良ネコが住み着いていて、君と二人でハナちゃんって呼んでたね。


なんでハナちゃんだったんだろう。

確か、鼻の所に大きくて茶色い模様があったからかな?


そういえば、ハナちゃんなのにオスだったね。

名付け親の君はもうこの街には居ないけれど、ハナちゃんは今日も元気だよ。




< 4 / 9 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop