思い出さんぽ。




そう言ったあたしに、君は泣きそうな顔で笑ってた。


少しずつ近づく影はかさなって君の匂いが懐かしくて。


体温が心地よくて泣きたくないのに涙が出た。


気がついたら二人で泣いてた。


そして、目が合って二人して笑ったんだ。





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