【風の天使】
椎菜がこの学園に来たのはこの目の前にいるおば様が椎菜を入学させたからだ
それも無理矢理に
今まで何も言わなかったのな何故急に学園に入学させるなんて言い出したのか、それを聞いてもおば様は入学してから教えると一点張りに教えてくれなかった
お婆様に助けてと駆け寄っても、このおば様はお婆様の実の妹
決して助けてくれることもなく、お婆様はおば様に一任するし…
お爺様は嫌がる私を面白がるし…
「で、理由は?」
「理由ねぇ…」
おば様は頭を傾けながら黙る
椎菜の眉間のしわが微かに深くなった
まさか……
「なんとなく…とか言いませんよね…?」
「え…ち、違うわよ!!」
「……」
「ただ…前のダサかった制服をおば様が可愛く作り直したからそれを椎菜ちゃんに着てほしかっただけなの!」
なっ……このババァ頭大丈夫…?
それじゃあ私はたかが制服のためだけに……?
椎菜は初めて開いた口が閉じないという意味がわかったような気がした
「…おば様!今すぐ帰し…「帰さないわよ」……て」
言葉を防いで言うおば様はニヤリと笑った
それも無理矢理に
今まで何も言わなかったのな何故急に学園に入学させるなんて言い出したのか、それを聞いてもおば様は入学してから教えると一点張りに教えてくれなかった
お婆様に助けてと駆け寄っても、このおば様はお婆様の実の妹
決して助けてくれることもなく、お婆様はおば様に一任するし…
お爺様は嫌がる私を面白がるし…
「で、理由は?」
「理由ねぇ…」
おば様は頭を傾けながら黙る
椎菜の眉間のしわが微かに深くなった
まさか……
「なんとなく…とか言いませんよね…?」
「え…ち、違うわよ!!」
「……」
「ただ…前のダサかった制服をおば様が可愛く作り直したからそれを椎菜ちゃんに着てほしかっただけなの!」
なっ……このババァ頭大丈夫…?
それじゃあ私はたかが制服のためだけに……?
椎菜は初めて開いた口が閉じないという意味がわかったような気がした
「…おば様!今すぐ帰し…「帰さないわよ」……て」
言葉を防いで言うおば様はニヤリと笑った