そら
幼い日々
「夕星~チャイム鳴ったっ!」
【うぅ~い今いく】
あたしの名前は吉野夕星ーよしのゆうほー
まだ小学4年だ。
算数は他のクラスと一緒で名簿前半同士、後半同士と別れてやった。
あたしは後半だったので教室を1人でた。
「今日テスト返すからなあ」
ーうわ.いらねー
あたしは本っっ当に馬鹿だった。
小学生なのに言葉使いが悪い。
いや小学生だから悪いのだ。
「夕星やばいねー!」
コイツは女友達の森川夏美。
【森川が頭いいんだって】
ー早く算数おわれっー
「よしっ終わり!」
先生が終わりの合図をかける。
ーあぁ長い長いー
あたしは森川と教室に帰った。
森川とはクラスが同じだ。
4年4組。
「夕星~テスト相変わらず?」
コイツは神山成美。
一番の親友。
「「夕星みしてっ!」」
声を揃えて言って来たのは
宮本夢架と横山翼。
いつも夕星.成美.森川.夢架.翼と一緒だった。
【悪いから見なくていいよ。トイレ行こう~】
「つれしょん~♪」
成美が楽しそうだ。
ガラガラ
扉を開け.廊下を歩く。
ーん?
なんか前から見たことないかっこいい男子が来る.
徐々に距離は縮まり
その男子とすれ違った。
ー背小さっ 笑
これが大沢空との出会い。