そら
「ーーーー~」
先生が何か話してる。
けど あたしは
あの男子から目が離れない。
ー名前なんていうんだ?
「解散」
知らないうちに先生の話しは終わっていた。
「ねぇねぇ吉野さん」
後ろからビクビクしながら話しかけてきた女子たち。
【ん?】
「あたしたちと友達に…」
【うん】
「ありがとう!あたしが大宮愛」
「あたしが安藤みお」
【うん】
正直みおと大宮が話しかけてくれて嬉しかった。
【あたしのことは呼び捨てで】
「「うんっ」」
それからあたし達は毎日3人でいた。