Four Cherry
保健室には寿センセーという保健担当ではないけど代理らしい先生が居た。
「あのー・・火傷しちゃったんですけど・・」
「あぁ、入って。」
見た目は筋肉のあるゴツい先生
「火傷したんで消毒してもらっていいですか?」
「・・あらぁ!火傷だぁなんて。痛そうねぇ・・。こっちいらっしゃい?」
中身はスッゴイおネェだった。
なんだこのセンセーは。
「なーんでスグに冷やさないの!?もー女の子なんだから痕なんか残っちゃ嫌でしょ?」
「あ・・・・はい。」
ジャバジャバと私の指を冷やす寿先生。
スッゴイ見た目と内面ではギャップがあるなぁ・・・。
「でもなーんで火傷なんてしたのかしら。」
「あ・・・あはははー・・・」
言えないよねー、なんかイジメみたいなのってさー・・・。
「実験のミスかしらね。ホラ、出来たわよ。授業も終わったみたいだし、教室に戻るわよね?」
「あ、はい。ありがとうございましたっ。」
「うふふ」と笑う寿先生。
私は会釈をしてから、保健室を後にした。
このあと起きている事態なんて予想もすることなく・・・私は・・
お昼の学食を想像しながらら歩いていた・・・。
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「あー♪ただい・・・・ま・・・?」
教室の中の私の机の上。
何があったかというと、1枚の紙。
『Dear,加藤 蒼伊』
から始まる紙にはなにやら契約のようなものが記されていた・・・。
まぁ、だいたいが翼クンに関することのようで。