Four Cherry
自分なりの笑顔で、私は笑う。

ひ・・・・・ひきつってないかなぁ・・・・・・?


「じゃあ蒼伊サンはあの銀髪の銀斗クンの隣でー。」


ぎ・・・銀髪・・・・・・・・・・・居た。

結構みんな染めてるけど、一人だけ浮いてる・・銀髪。

しかも銀斗て・・・・・

私はそんな疑問を抱きつつ、席に着く。

隣の黒がかった銀髪をしている銀斗クン?は机に突っ伏しているから顔が見えない。


「じゃー連絡事項言うよー。」


HRが始まった。

銀斗クンは相変わらず顔を伏せたまま。

・・・だったけど突然顔だけをコチラに少し向けた。

顔・・・整ってる・・・・・。


「加藤サンだっけ?俺・・・・西藤 銀斗・・」

「加藤 蒼伊です。よろしく。」


眠たそうな声。そして黒縁のメガネ・・・・。

なんだこの謎男子。

すぐに顔また伏せちゃったし。


「銀斗クンー、職員室行きが嫌なら起きててねー。」

「うぃーっす・・。」


ダルそうな声で言う西藤クン。ホントに眠そうな顔・・・・・・。

もっと友達、出来るかなぁー・・・。





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HR終わりの休み時間。案の定銀髪の彼は職寝室に呼ばれた。

そして私の周りには・・・・人人人・・・!!!!!

私はもう目が回っていた。

すると・・・・


「ダメだよ、転校生にそんな質問攻めしちゃ。」

「あっ・・翼ぁ・・!」


翼?


「翼ってばぁ、優しいんだからぁ」

「そんなことないよ?あ、僕は坂城 翼。」


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