ビターキャラメル

日常





「じゃあ、そろそろいくね!遅刻しちゃう」






7時に起きたのに…余裕がないなユイは…






玄関で、スリッパからローファに履き替え、ドアノブに手をかけようとしたとき…





「ユイ…ちょっと待て!」







お兄ちゃんに呼び止められた、




ユイの1才上の高校3年生、とっても頼りになる、お兄ちゃんです








「どしたの?お兄ちゃん?」





お兄ちゃんは、意味深な顔をしながら







「やっぱいいや〜!当日まで内緒!ユイ〜楽しみにしてろ!」





何…きになるよ?






でもお兄ちゃんは、教えてくれないだろう、







おとなしく、待ってるしかないな








でも…なんだろう










胸をドキドキさせながらユイは学校に向かった。
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