君にホームラン
「拓哉…」
次の日、たけるとアップをしていた俺に
敦士と部員全員が集まってきた
「どうした…?」
敦士はいきなり頭を下げてきた
「わりぃ!かなから事情は聞いた。なにも知らずに…」
「敦士…」
かなの方を見ると
にっこり笑って頷いた
「気にすんな、敦士。俺も無茶な事言ったしな」
「俺らもハードなその練習メニューをやらせてくれ」
「え…」
いきなりの敦士の言葉に俺は驚きを隠せなかった
「でも…」