君にホームラン

まだボールを撃った手の感覚が残っている


なんか…
すごく気持ちよかったのだけは覚えてる


あとはひたすら走ったから…


「本当にうっちゃったね、拓哉君」


「うん!凄いよね」


「ねぇ、梨紗ちゃん」


「ん…?」




結局この試合は
俺のあのホームランが得点につながり
勝つことができた


俺はホームランボールを片手に、梨紗の元へ。


門のところまで車椅子をおし、梨紗の親の迎えをまった
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