君にホームラン
突然の別れ
あの練習試合から数ヶ月

俺たちはあっというまに3年になった


チームの雰囲気も良くなって

最後の夏の大会まで残すとこあと1ヵ月になった

緊張感も出てきて
甲子園にむけて
だんだん整ってきた


そんなある日、
梨紗から手紙が届いた


その手紙には
震えた文字で…


頑張って甲子園行ってね。またホームラン期待してるから


そう書かれていた


俺はその手紙を胸にあて

あと1ヵ月、
死ぬ気で練習する事を誓った




思えば…
気持ちを伝えるチャンスはたくさんあったのに


どうして言えなかったんだろう


どうして…
気づけなかったんだろう…
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