青空





ひんやりとした図書館の中。

キョロキョロしながらキミを探す。


キミを探すのに必死で、
すっかり油断しきっていた。



突然、脇腹をツンツンされる―…



「うぇぇぇっ!!!!」



突然過ぎて言葉にならないヘンな声が出る。


勢いよく振り向くと、
ほっぺを膨らませたキミがいる。


冷たい司書さんの視線が刺さる。

「…すいません」

そんなボクを見て、
クスクス笑いだすキミ。


か、カワイイ…

少しの間見とれる。





< 17 / 36 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop