青空
ひんやりとした図書館の中。
キョロキョロしながらキミを探す。
キミを探すのに必死で、
すっかり油断しきっていた。
突然、脇腹をツンツンされる―…
「うぇぇぇっ!!!!」
突然過ぎて言葉にならないヘンな声が出る。
勢いよく振り向くと、
ほっぺを膨らませたキミがいる。
冷たい司書さんの視線が刺さる。
「…すいません」
そんなボクを見て、
クスクス笑いだすキミ。
か、カワイイ…
少しの間見とれる。