月・影
「丈!!」




「光は自分のことだけ考えろ!!」




竜はもう一度攻撃姿勢になった。




丈は棺桶から一枚の呪府のようなものを取り出した。




でも、それは何も書いていなかった。




丈はそれを取り出すと目を瞑った。




すると、その呪府に文字が浮かんできた。




竜は丈のすぐ前まで来ている。




丈はその竜に呪府を投げた。




すると、その竜はみるみるただの少年になっていった。




その少年は、自分の変化が解かれたのを悟り、逃げようとした。
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