月・影
「…炎。」




「あぁ、そうだ。まず、君にあった武器をそろえよう。」




「すいません。その前に、あなたのお名前を……。」





「俺は、嘉納《かのう》 勇吾《ゆうご》だ。それで、お前にあった武器だが……。」





勇吾は、道場の奥の方へ入っていった。




しばらくすると、一つの棺桶を持って出てきた。




「この中には、お前がヴァンパイアと戦うための武器が入っている。」




光は期待に胸を膨らませて、棺桶を開けた。





その中には、一つのリボルバーが入っていた。




「お前のコルロの量から見て、それが、お前の使える武器の限界だろう。」
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