月・影
「今は俺たちヴァンパイアハンターが奴らから追われている。」




「でも、追われても返り討ちにできるだろ?」




「あぁ、一人や二人ならな。」



「ど…どういう事だ?」




「今は普段は一人でも生きていけるやつらが何やら手を組んで、複数人で襲ってくる。」




光はきょとんとしていた。



「それってどれくらいの強さなんだ?」




「お前がこの世界に来て最初に見たヴァンパイアくらいだ。」




そのヴァンパイアとは光が何もできず、突っ立ってた時のことだった。




光は、息を呑んだ。
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