大好きです。先生…
「やっと帰ったか…」

え?
先生??


「真面目に勉強する子は大歓迎だけど
佐野さんみたいに遊びに来られると困るんだよなぁ〜」

先生は苦笑いを浮かべた。

「そういえばさっき凄い勢いでドア閉めてったけど
俺怒らせちゃったかな…」

たぶん違う…

「いや…私にキレたんだと思います…」

「何で?喧嘩でもした??」

「私が自分の意見言ったから…」

「自分の意見くらい言ったっていいじゃん。」


そう思うのが当たり前だよね…

「前に話したいじめとかシカトをしてたグループの中に心優は居たんです。」

「…だからあいつは望月さんに無言の圧力を加えてたってことか?」

「はい…私もまたあれが繰り返されるのが怖いから自分の意見今まで言えなかったんですが…」

「そりゃトラウマだよな」

解ってもらえた…

「はい…」


「もし気まずくなったら言えよ。
塾の方は何とかするから。」


「ありがとう、先生。」


「いえいえ。」


先生はまた教室に帰ってた。




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