トナリの王子サマ
「成瀬くん、私も成瀬くんが好きぃ…」

すると、成瀬くんは私をより強く抱きしめてくれた。

また、自分の熱が上がっていくのがわかる。



でも、この熱は…

風邪じゃなくて、甘~い恋の熱。


成瀬くんは体を離して、私のおでこと自分のおでこをくっつけた。



「あー、まだ熱があんな」

「ふぇ?」

「じゃ、めでたく"彼氏"となった、俺がもらってやるよ」

「え?!彼氏って…んんっ///」



言い終わらないうちに、激しくキスをされる。

でも、顔を動かすたびに、メガネが顔にあたる。


一回唇を離したと思ったら、成瀬くんはメガネを取った。

「邪魔だな、これ」

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