トナリの王子サマ
「お前、元気になったの?」

「うんっ!だけど、まだ微熱あるし…今日は学校休むね?」



言いながら首を微妙に傾ける仕草、キュンキュンした。

可愛い///


「あっそ。じゃあ」

「えっ?それだけ?って…成瀬くん!!」



俺は後ろで呼ぶ声を無視して、エレベーターに乗り込んだ。

そして、いつもは隣に伊吹がいる道のりを一人で歩く。


すると、後ろから何となく聞きなれた声。

「成瀬?」

「安部?」


伊吹の親友の安部。

話すのは初めてじゃねーか?

< 103 / 179 >

この作品をシェア

pagetop