トナリの王子サマ
成瀬くん…さっきの絶対告白だよね。

断ったの?それとも…?



ううん、考えない。

目が合ったけど、勝手に気まずく感じて、視線をそらした。



―放課後―


「ねぇ、成瀬くん。一緒に帰ろう?」



今日も勇気を出して言う。

けど、予想通り…


「無理」



たった一言で片付けられてしまった。

…もういい!知らないっ!!


私は怒って一人で帰ろうとする。

すると…

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