トナリの王子サマ
「…おぅ」

手を上げて挨拶をした。

…陽…あの日以来喋ってなかった。



そっか!告白されたこと、春ちゃんにも言ってない!!

「よし、そろったことで…Wデートしーましょ♪」



「「はぁっ?!?!」」


私と陽の声が重なる。

だって、Wデート?まず、私と陽はカップルじゃない。

なのにぃ…




「これで、アンタも成瀬を忘れられるわよ」





びくっと身体が反応する...

それを見た陽は心配そうな眼差しを向けてきた。


「とりあえず行こー!」


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