トナリの王子サマ
少し顔を赤らめながら言う成瀬くん。

その姿に、私はときめいてしまった。


「成瀬くん、ありがとう」


彼は優しく微笑んで、家へと戻っていった。

私は部屋に戻り、ケータイを開くと、早くも成瀬くんからのメールが。



"成瀬です。学校では絶対にこういう事なしな。

あと、俺のアドレス勝手に教えんな。おやすみ"



短いけど、きっと彼なりの優しさなんだろう。

私は彼の優しさに触れて、彼をもっと知りたいって思ってしまった。


わがままかもしれない。けど、もっと近くにいきたい。

成瀬くんを知りたい…


成瀬くんに恋をしてしまいました...

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