トナリの王子サマ

「成瀬くんが好き…」


すると、彼は満足そうに笑った。

そして、顔をぐっと近づけてきた。



―キスされる?!

目を閉じて唇がくっつくのを待つ…

けど…あれれ?



目を開くと、成瀬くんが笑いを必死に堪えていた。


「だっ、騙したーっ!!」


「くくくっ...」

「うぅ~///」



恥ずかしすぎる///

でも、こんな何回も成瀬くんの手に引っかかる私って…


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